Windsurf(旧Codeium)の使い方・料金──AIコードエディタ【2026年】
Windsurf(旧Codeium)はCognition社に買収され2026年6月にDevin Desktopへリブランド。旧Cascadeに代わるDevin Localの使い方、料金プラン、Cursor・Copilotとの比較を整理した。
3行まとめ
- Windsurf(旧Codeium)は2026年6月にCognition社のDevin Desktopへリブランドされ、エージェント型AIコーディングツールに転換した
- 旧CascadeはDevin Localに置き換わり、Rust製で30%トークン効率が向上。料金はFree/Pro $20/Max $200の3段階
- Cursorは大規模リファクタリング、Devin Desktop(旧Windsurf)はエージェント自律型、Copilotは既存エディタ拡張と、設計思想が明確に分かれている
Windsurf(旧Codeium)の変遷
Windsurf の歴史は以下のように整理できる。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2021年 | Codeium社がAIコード補完ツール「Codeium」を提供開始 |
| 2024年 | Codeium社がVS Code forkベースのAIエディタ「Windsurf」をリリース。独自のエージェント機能「Cascade」が注目を集める |
| 2025年前半 | OpenAIがWindsurfを約30億ドルで買収する交渉が報じられる |
| 2025年後半 | OpenAI買収はMicrosoft側の契約上の権利により破談(複数メディア報道) |
| 2026年5月 | Cognition社(自律型AIエンジニア「Devin」の開発元)がWindsurfを買収。IP・製品・ブランド・従業員210名・ARR 8,200万ドルを取得(Oflight, 2026) |
| 2026年6月2日 | Windsurf → Devin Desktopにリブランド。OTAアップデートで既存ユーザーに配信 |
OpenAIの買収が破談になった経緯は、Microsoft側がOpenAIの買収に対して持つ契約上の権利が障壁となったためとされている(DigitalApplied, 2026)。結果として、Cognition社がDevinとWindsurfを統合するという形になった。
Devin Desktop(旧Windsurf)の主要機能
Devin Local(旧Cascade)
Windsurf時代の看板機能だった「Cascade」は、Devin Localに置き換えられた。
| 項目 | Cascade(旧) | Devin Local(現行) |
|---|---|---|
| アーキテクチャ | Python/TypeScript | Rust製にリライト |
| トークン効率 | 基準値 | 約30%向上(Cognition発表) |
| 位置づけ | ローカルエージェント | ローカル+クラウドDevinとの連携 |
| コンテキスト理解 | ファイル横断のコンテキスト追跡 | Codemapsによるコードベース全体の構造把握 |
Devin Localはファイル横断でコンテキストを追跡し、コード変更の意図を理解しながらマルチステップの編集を行うエージェント機能だ。Windsurf時代のCascadeから引き続き、ユーザーの操作をリアルタイムで観察し、先読みで提案を行う。
SWE-1.6モデル
Cognition社の自社開発モデル「SWE-1.6」がコード生成とCodemapsを担う。SWE-1.5の後継で、Free プランを含む全プランで利用可能だ。加えてPro以上のプランでは、Claude・GPT・Geminiなどの外部フロンティアモデルも選択できる。
Agent Command Center
Cognition買収後に追加された機能で、カンバン形式のダッシュボードからローカルとクラウドの両方のDevinエージェントを管理できる。複数タスクの並列実行や進捗管理が可能になった。
料金プラン(2026年6月時点)
| プラン | 月額料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
| Free | $0 | 軽量な日次・週次クォータ。SWE-1.6利用可 |
| Pro | $20 | フロンティアモデル(Claude・GPT・Gemini)利用可。拡張クォータ |
| Max | $200 | 終日ヘビーユースに対応する大幅増量クォータ |
| Teams | $40/席 | 一元管理・管理コンソール |
| Enterprise | 個別見積もり | SSO・監査ログ・カスタム設定 |
Vibecoding.appのレビューによると、2026年2月時点ではWindsurf Proが$15/月であったが、Cognitionへの移行後に$20/月に改定されている。
注意点として、Freeプランのクォータは「1日あたり」と「週あたり」の両方に上限があり、日常的な開発作業には不足する場面が多い。本格利用にはPro以上が前提となる。
Cursor・Copilotとの比較
関連記事ではCopilot・Cursor・Claude Codeの詳細な比較を行っている。ここではDevin Desktop(旧Windsurf)を含めた4ツールの位置づけを整理する。
料金比較
| ツール | 無料枠 | 個人プラン | チームプラン |
|---|---|---|---|
| GitHub Copilot | 月2,000補完+50チャット | $10/月 | $19/席/月 |
| Cursor | 14日トライアル | $20/月 | $32〜96/席/月 |
| Devin Desktop(旧Windsurf) | 日次・週次クォータ | $20/月 | $40/席/月 |
| Claude Code | CLIで従量課金 | API従量制 | API従量制 |
設計思想の違い
| ツール | 設計思想 | 得意領域 |
|---|---|---|
| GitHub Copilot | 既存エディタのプラグイン | エディタを変えずにAI補完を追加したい場合 |
| Cursor | AIネイティブエディタ | 大規模コードベースのマルチファイルリファクタリング |
| Devin Desktop | エージェント群の司令塔 | タスクの自律的な実行・並列エージェント管理 |
| Claude Code | CLI/ターミナルベース | 複雑なタスクの委任・長時間の自律実行 |
PE Collectiveの30日間テストでは、Cursorが複雑なマルチファイル作業で基準比1.42倍の生産性向上を示したとしている。一方、Devin Desktop(旧Windsurf)はラピッドプロトタイピングや新規プロジェクトの立ち上げで強みがあるとされている(PE Collective, 2026)。
選び方のフローチャート
既存のVS Code/JetBrains環境を変えたくない → GitHub Copilot
AIエディタに乗り換えて生産性を上げたい
- 大規模コードベースの保守・リファクタリングが中心 → Cursor
- 新規開発・プロトタイピングが中心 → Devin Desktop
ターミナル中心で作業する / 長時間の自律タスクを任せたい → Claude Code
OpenAI買収破談とCognition統合の意味
Windsurf / Devin Desktopの位置づけを理解するには、買収劇の背景を知っておく必要がある。
OpenAIがWindsurfを30億ドルで買収しようとした狙いは、自社のコーディングツール(Codex)強化のためだったとされる。しかしMicrosoftの契約上の権利が壁となり破談。結果としてCognition社が買収し、以下の統合が行われた。
| 統合前 | 統合後 |
|---|---|
| Devin(クラウドAIエンジニア) | クラウドDevin(バックグラウンドタスク) |
| Windsurf(ローカルAIエディタ) | Devin Desktop(ローカルエディタ+エージェント司令塔) |
| Cascade(ローカルエージェント) | Devin Local(Rust製リライト) |
| SWE-1.5(コーディングモデル) | SWE-1.6(後継モデル) |
Bind AIの分析では、「2つの独立したAI IDEを選ぶ時代」から「Cursorという研究寄りのAIプラットフォームと、Devin Desktopというエージェント群の司令塔を選ぶ時代」に移行したと整理されている(Bind AI, 2026)。
既存Windsurfユーザーへの影響
2026年6月2日以降にWindsurfを再起動すると、OTAアップデートでDevin Desktopに切り替わる。DigitalAppliedによれば、以下の点は引き継がれる。
- プラン・課金情報
- 設定(settings.json)
- インストール済み拡張機能
一方、以下の点に注意が必要だ。
- Cascadeは「レガシー」扱いとなり、今後のアップデートは行われない
- Devin Localへの移行で操作感が一部変わる(Rustベースのリライトのため)
- Agent Command Centerが新しいUIの中心になる
まとめ
Windsurf(旧Codeium)は、OpenAI買収の破談を経てCognition社のDevin Desktopに統合された。エージェント機能を前面に出した設計への転換は、AIコーディングツール全体が「補完ツール」から「自律エージェント」へ移行するトレンドを反映している。
現時点での選択肢を整理すると、以下の通りだ。
| 重視するポイント | 推奨ツール |
|---|---|
| コスト最小で始めたい | GitHub Copilot($10/月) |
| 大規模コードベースの精密な編集 | Cursor($20/月) |
| エージェント型の自律実行 | Devin Desktop($20/月) |
| ターミナル中心・複雑タスク委任 | Claude Code(API従量制) |
料金帯はCursorとDevin Desktopが同水準の$20/月に収斂しており、選択は設計思想と自分のワークフローへの適合で決まる段階に入っている。
関連記事では、Copilot・Cursor・Claude Codeの詳細な機能比較とベンチマーク結果を紹介している。関連記事では、プログラミング初心者がAIツールをどう活用すべきかのロードマップを整理している。
📎 出典・一次ソース
- Windsurf Review 2026: Now Devin Desktop — Vibecoding.app ↗
- Windsurf Is Now Devin Desktop: What Users Should Do — DigitalApplied ↗
- Cursor vs Devin Desktop (Windsurf): Which AI Code Editor Wins — Bind AI ↗
- AI Coding Agents 2026: Pricing & Features Compared — Lushbinary ↗
- Windsurf Pricing 2026 — No Code MBA ↗
- Cursor vs Copilot vs Windsurf 2026 — PE Collective ↗
- Windsurf × Devin Integration Deep Dive — Oflight ↗
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