2026年6月15日 月曜日
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モデル· 約5

Moonshot AIがKimi K2.7-Codeを公開──1Tパラメータ・推論トークン30%削減のコーディングモデル

中国のMoonshot AIが2026年6月12日、Kimi K2.7-Codeを公開した。1兆パラメータ(32Bアクティブ)のMoEモデルで、前モデルK2.6から推論トークン使用量を30%削減。自社ベンチマークで+21.8%の改善を報告しているが、SWE-bench等の独立ベンチマークは未公開。Modified MITライセンスで重み公開済み。

3行まとめ

  1. Moonshot AIが2026年6月12日、Kimi K2.7-Codeを公開。1兆パラメータ(32Bアクティブ)のMoEモデルで、256Kコンテキスト窓・ビジョン入力対応
  2. 前モデルK2.6から推論トークン使用量を30%削減。ライブラリラッパーではなく直接実装を生成するよう訓練し、Rust/Go/Pythonでの汎化性能を向上
  3. 自社ベンチマークでは+21.8%改善を報告。ただしSWE-bench等の独立ベンチマークは未公開。VentureBeatは「実務者はベンチマーク数値に懐疑的」と報道

何が公開されたか

中国のAI企業Moonshot AIが2026年6月12日、コーディング特化モデルKimi K2.7-Codeを公開した(MarkTechPost、Codersera報道)。

Hugging Faceで重みが公開済み(Modified MITライセンス)で、Kimi API経由でも利用可能。

主要スペック

項目
総パラメータ 1T(1兆)
アクティブパラメータ/トークン 32B
エキスパート 384(8選択 + 1共有)
レイヤー数 61
アテンション MLA(Multi-Latent Attention)
コンテキスト窓 256,000トークン
ビジョン MoonViT(400Mパラメータ)──画像・動画入力対応
ライセンス Modified MIT

K2.6からの主な改善

推論トークン30%削減

K2.7-Codeは推論チェーン(思考プロセス)のトークン使用量を約30%削減した。エージェント的なタスクではトークン消費がコストに直結するため、実用上の意味は大きい。

実装方式の変更

K2.6はライブラリのラッパーコードを生成する傾向があったが、K2.7は直接実装を生成するよう訓練されている。Moonshot AIによれば、これによりRust・Go・Python間の汎化性能が向上した。

ベンチマーク

Moonshot AIが報告した自社ベンチマーク(いずれもMoonshot独自基準)。

ベンチマーク K2.6比改善
Kimi Code Bench v2 +21.8%
Program Bench +11.0%
MLS Bench Lite +31.5%

SWE-bench Verified、LiveCodeBench、HumanEval等の独立ベンチマークは本記事執筆時点で未公開。

VentureBeatは「実務者の間ではベンチマーク数値が実際の利用感と合わないとの声がある」と報じている。

API料金

価格(100万トークン)
入力 $0.95
出力 $4.00

GLM-5.2との比較

同じ2026年6月にリリースされた中国発のオープンウェイトモデル同士。

Kimi K2.7-Code GLM-5.2
総パラメータ 1T 744B
アクティブ 32B ~40B
コンテキスト 256K 1M
重み公開 公開済み 翌週予定
ビジョン あり 不明
独立ベンチマーク なし なし

K2.7はMCPツール統合の深さ、GLM-5.2は100万トークンのコンテキスト窓でそれぞれ差別化を図っている。

但し書き

  • 報告されたベンチマーク数値はすべてMoonshot AI独自の基準であり、独立した第三者検証はない
  • VentureBeatが実務者の懐疑的な反応を報じている点を踏まえると、自社ベンチマーク数値は割り引いて読む必要がある
  • Modified MITライセンスの具体的な制限事項は、Hugging Faceのモデルカードで確認が必要
  • 本記事は2026年6月12-15日の報道に基づく
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