人間のコード0行でマインクラフト風ゲームができた──Claude Fable 5に約6,000行を全部書かせた検証記録
ブラウザで動くマインクラフト風サンドボックスゲームを、AI(Claude Fable 5)に単独で実装させた。人間が書いたコードは0行、実測で合計5,985行をAIが記述。採掘・クラフト・農業・戦闘まで動くサバイバルループと、AIコードの限界を編集部の実機検証で正直に記録する。
3行まとめ
- Claude Fable 5がマインクラフト風サンドボックスゲームをブラウザ用に単独実装。人間が書いたコードは0行、実測で合計5,985行をAIが記述した
- 採掘→クラフト→精錬→防具→戦闘→農業→睡眠のサバイバルループに加え、昼夜サイクル・バイオーム4種・敵モブ4種まで編集部の実機で動作を確認
- 人間の役割は日本語の指示と検品のみ。一方でテクスチャは簡易・マルチ非対応など、本家との差も残る
AI(Claude Fable 5)に、マインクラフト風のボクセルサンドボックスゲーム(本家とは無関係の自作ゲーム)をゼロから実装させる検証を行った。結果、採掘からクラフト、モンスター戦闘、農業までが一通り遊べるゲームがブラウザ上で動いた。人間が書いたコードは0行。JavaScript・HTML・CSSの合計5,985行は、すべてAIが書いたものだ。
ゲームのタイトル画面には「Claude (Fable 5) が単独で実装 — 人間が書いたコード 0行」と表示される。これは演出用の飾り文句ではなく、編集部が実プレイ画面のスクリーンショットで確認した画面事実であり、本記事の数字はすべて編集部がソースコードを直接数えて出したものだ。
事実テーブル(2026年7月2日時点・編集部実測)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コード規模 | 合計5,985行(src配下25ファイル5,686行+index.html 92行+style.css 207行。wc -lで実測) |
| 人間が書いたコード | 0行(役割は日本語の指示と検品のみ) |
| 技術構成 | Three.js 0.160+自前実装(外部ゲームエンジン不使用)。ビルド不要・静的ファイルのみ |
| 起動形態 | ローカルサーバー(python3 -m http.server)で配信してブラウザで開く。ESモジュール使用のためfile://直開きは不可 |
| セーブ | ブラウザのlocalStorage |
| 開発ログに残る日付 | 2026年7月1日・2日の2日分(ソース25ファイルの最終更新日もすべてこの2日間。開発開始日そのものは記録がなく確認できない) |
何が実装されたか
READMEとソースコードで確認できた実装は次の通り。木・石・鉄・金・ダイヤの5ティア×ピッケル/斧/シャベル/剣の道具体系(「金ピッケルは最速だが採掘ティアは木と同等」という本家特有の癖まで再現)、作業台(素のインベントリは2x2、作業台で3x3という本家式のゲート付き)、かまど精錬、チェスト、松明とスカイライト/ブロックライトのBFS伝播による焼き込みライティング、4部位の防具(1防御点=4%軽減という本家と同じ計算式)、弓矢、ゾンビ・スケルトン・クリーパー・クモの敵モブと牛・豚、クワ→耕地→小麦4段階成長→パンの農業ループ、TNT(連鎖誘爆あり)、溶岩、ベッドと睡眠、昼夜サイクル、砂漠・雪原・森・平原の4バイオーム、洞窟生成、死亡時の全アイテムドロップと死亡地点コンパス、実績11種、F3デバッグ表示、クリエイティブモード。
READMEによると、落下ダメージやかまどの燃焼時間などの数値は、AI自身がMinecraft Wikiを参照して裏取りしたうえで実装されている。
どう頼んだか──人間の仕事は「指示」と「検品」の2つだけ
制作の分業は単純だ。人間側がやったのは、日本語での指示(「もうちょい洞窟感」「本気で本家に近づけて」といった粒度)と、実際にプレイしての検品だけ。コードの設計・実装・デバッグ・検証はAIが行った。
象徴的なのはバグ修正の流れだ。READMEの開発ログには、人間が実プレイのスクリーンショットで「地面の一部が真っ黒に抜ける」と報告し、AIが自動操作ブラウザのピクセルレベル検証で独立した3つの原因を特定して修正した、という記録が残っている。人間はコードを一切読んでいない。
正直に書く:「0行」の正確な意味と、本家との差
- 「0行」は「人間がコードを書いていない」という意味であり、「依存ゼロ」ではない。描画にはオープンソースのライブラリThree.js(他人が書いたコード)を使っている。また、プロンプトによる方向付けと検品は人間の仕事だった
- テクスチャと効果音はプログラム生成の簡易品で、見た目・音の完成度は本家に遠く及ばない。音の「良し悪し」はAI自身には聴けないため未検証のままだ
- 機能も一部にとどまる。ドアとベッドは1マスに簡略化、水は流れず、マルチプレイ・モバイル操作・エンチャント・村などは未実装
- AIの開発ログには失敗も記録されている。1つの面の検証結果を6面すべてに一般化した修正で壁が全部消えた、など、検証不足による手戻りが複数回あった
- 低スペック環境でのフレームレートは未実測
編集部の観測
この検証は編集部の実機(macOS+ローカルサーバー)で行い、本記事に書いた画面の事実はすべて実プレイ画面のスクリーンショットで確認した。実際に触って印象に残ったのは、ゲームの完成度そのものより、AIが書き残したREADMEだ。そこには成功だけでなく、自分の誤った検証・その原因・作り直しの経緯が日付つきで記録されている。「AIにコードを任せる」の実像は、魔法の一発生成ではなく、この泥臭い往復だった。
関連
制作過程はYouTube「AIで自動化ちゃんねる」で動画として公開予定。同じ型の検証として、AIに「にゃんこ大戦争みたいなゲーム作って」と頼んだら、2日で公開まで行った話もある。
出典・但し書き
- 本記事の数字(コード行数・ファイル数)は2026年7月2日時点のソースを編集部が
wc -lで実測したもの - 機能の記述はREADMEおよびソースコードで確認できたもののみを記載した
- 開発開始日は記録がなく未確認のため、制作日数の断定はしていない
- 本ゲームはMojang/Microsoftの「Minecraft」とは無関係の自作ゲームであり、同社の承認・提携は一切ない
遊んでみた感想・「ここが本家と違う」の指摘は、次のアップデートの検品項目にそのまま反映する。
📎 出典・一次ソース
このニュースの解説動画も作っています
解説動画はYouTube、速報はX(旧Twitter)で毎日更新中。
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